障害者がハローワークで受けられる支援とは?

障害者の就労
TeroVesalainenによるPixabayからの画像

ハローワークは健常者の仕事の斡旋以外にも、障害者への手厚い就労サポートがあるのはご存知でしょうか。各ハローワークには障害者担当も設置されており、充実したサポートが受けられます。今回は障害者のハローワークの利用について解説していきます。

■ハローワークの利用方法は?

ハローワークは全国に550以上も設置されており、様々な情報をもとに、健常者だけでなく、障害を持った方、ひとりひとりの特性にあった仕事を紹介しています。

ハローワークの利用の流れとしては以下の通りです。

1.ハローワークの窓口で受付をして障害がない方は一般登録を進めてもらい、障害がある方は障害登録を行ないます。登録を完了することで初めてハローワークの利用ができます

2.登録が済めば、パソコンで自分が気になる求人情報を検索し、自分の気に入った求人がみつかれば、受付に求人票を提出します

3.受付で受付番号をもらい、順番が来ると、本人と職員とで求人の話し合いをします。
話し合いの中で職員から適切なアドバイスや指摘をもらい、本人が納得できた段階で応募に進みます

4.応募後は企業に出向き、面接などの採用試験に臨みます。もちろん結果待ちの間もハローワークで、他の仕事探しや就労に対しての相談にも乗ってもらえます

■ハローワークのメリット、デメリット

ハローワークでのメリットは障害者担当の職員に特性に応じた就労の相談をすることができ、自分と担当者の二人三脚で仕事を探すことができる点です。

又、窓口での相談が基本ですが、電話でも相談に乗ってもらえます。特に時間がない方にとっては電話での相談が有効的です。

電話での相談だけでなく、電話で予約を取ることもできます。予約をしておけば待ち時間が少なく、優先的に相談をしてもらえます。

私もハローワークで求職活動をしましたが、ハローワークの職員はとても親切かつ丁寧な対応でした。障害の有無に関わらず安心して相談などができる窓口だと思います。

又、ハローワークでは、職業紹介からハロートレーニング(職業訓練)の紹介や雇用失業の相談、各セミナーの案内など様々情報を得る事ができます

最新のフルタイムとパートの求人情報を冊子にまとめ、提供もしているので就労を目指している場合は定期的にチェックしてみるのもおすすめです。

ハローワークでは一般枠で求人を探す場合と障害者枠で求人を探す場合とで相談窓口を分けています。障害をもっている方は障害者担当の方に担当してもらえる為、安心して相談や職業紹介に望めます。

ハローワークでのデメリットは職業紹介をしてもらう際に待ち時間が長くなる場合がある点です。できれば時間がある時に電話予約がおすすめです。

■障害者の仕事探しはハローワークがおすすめ

私もハローワークで仕事を探しましたが、障害者の方はハローワークでの仕事探しがおすすめです。

ハローワークでは障害者担当の方が数名おり、その中から担当者が一名つきます。また自分から障害者担当者を指名することもできる為、担当者と安心して相談できる環境があります

担当者は面談を通して障害の状況をよく理解し、職業紹介の際には本人の能力と求人票とをよく照らし合わせて話し合いを進めていきます。

担当者と信頼関係を築くために、障害の詳しい内容や今までどのような仕事をしてきたかを話す事ができると担当者と本人の信頼関係ができ職業相談がスムーズに進行できると思います

また希望者には採用面接時に担当職員が同行することも可能です。面接時に職員が同行することで、緊張の緩和や職員の面接時の手助けなども期待できます。

ハローワークでは障害者の求職の場合、地域支援センターなどと連携を取りながら自分の希望と自分の情報を元に適切な職業紹介を支援してくれます。

障害者枠だけでなく、一般枠も含め、それぞれに合った求人の紹介をしてもらえるので、安心して相談することが可能です。

求人情報の紹介だけでなく、相談内容によっては職業訓練の紹介など自分の実情にあった提案もしてもらえます。

■障害者のハローワークまとめ

ハローワークは健常者の方も障害者の方も利用する施設ですが健常者障害者それぞれに対して適切な対応をしてもらえます。

当然のことですが障害者だからといって差別されることなく安心して利用ができる仕組みになっており、支援内容も情報量も充実した施設です。
障害を持った人でも安心して職業紹介や職業相談などを受けられる窓口であることを心がけている機関ですのでぜひ気軽に足を運んでみてください。

こちらでは障害者の就労形態の一つ、「障害者雇用」についてまとめております♪⇩

著者 F・B・8
障害を持ってから13年経ち、今現在ハローワークを通して就職までに辿りつく。ハローワークでの実体験を含め障害に関わる記事の執筆を担当。