セクシャルマイノリティとは、LGBTなどを指します。…さて、LGBTとは?
L(レズ) G(ゲイ) B(バイセクシャル) T(トランスジェンダー)
簡単に説明するとこうなります。
・レズ…女性同士の同性愛者
・ゲイ…男性同士の同性愛者
・バイセクシャル…両性愛者
・トランスジェンダー…心とからだの性が一致しない人
なんとなくわかっていただけたでしょうか。
この4種類以外にもセクシャルマイノリティは存在しますが、今回は割愛させていただきます。
これらの傾向を持つ人々は、偏見や差別にさらされがちです。
なぜなら、「マイノリティ=少数派」だから。世間は、少数派を排除したり、ないものにしようという傾向があるともいえます。
「マジョリティ=多数派」こそ正しいものであると思い込みがちなのです。
しかし、恋愛についてはマイノリティもマジョリティもないと思います。
男性は女性しか好きになっちゃいけないのか?
女性は男性しか好きになっちゃいけないのか?
この問いに対して根拠をもって説明できる人って、いてもごく少数でしょう。
恋愛や性の形って、もっと自由でいいと思います。
「恋愛のカタチ」に定義はない!
だって、性や恋愛の形に対する「定義」なんてないですよね?
「恋愛とはこうでなければならない!」という人もいるけど、それはその人個人の考えであって。
男性が男性を好きになろうと、女性が女性を好きになろうと、そんなの自由です。
だけど、それを世間の「常識」が邪魔するせいで、セクシャルマイノリティの人がカミングアウトできないのも事実なのは確かです。
だけど、こう考えてみてください。
もしも、今「セクシャルマイノリティ」と呼ばれている人たちがごく普通に
受け入れられる日が来たらどうでしょうか?
同性同士の結婚が普通にできるようになったら。
そうしたら、今「マイノリティ」と呼ばれている人たちも、少数派なんて言われなくなるはずです。
そんな世界を目指して、性に対する正しい知識を広めていかなければならないと思います。
私は、世間一般の人たちや将来社会を担う子どもたちにこう伝えたいです。
世の中には、少し違った恋愛や性の考え方を持っている人もいます。
そして、その人たちは今、世間からなかなか認めてもらえず、誤解や偏見で悩んでいます。
だから、あなたはそんな偏見を持ったり、差別はするべきではありません。
性の多様性について、あなたはきちんとした知識を持っておかなければなりません。
セクシャルマイノリティについてまとめ
性の多様性や恋愛対象の違いを認めないということは、その人の考え方や人権を踏みにじっているのと同じことです。
そんなこと、していいわけがないですよね。あなたが当事者だったら、どう感じますか?
もちろん、傷つきますよね。世間から冷たい目で見られたら、悲しいですよね。
好きな人と一緒にいられないなんて、辛いですよね。
性の多様性を認めなくてはならないし、自分が当事者でないとしても、そういった人たちのことも受け入れていかなければならないんです。
もしあなたや周りの人が「セクシャルマイノリティ」と呼ばれている人たちを受け入れることができたら、その人たちはもっと世間の中で生きやすくなるはずです。
そういう世の中が実現すれば、例えば、同性愛者であることを周りにカミングアウトしたとしても、その人は堂々と生きていけます。
また、好きな人とずっと一緒にいられると思います。
性の多様性を認めるということは、みんなが好きな人と一緒にいられる、幸せな世界をつくるということなんです。
このコラムを読んで、少しでもセクシャルマイノリティと呼ばれる人たちが誤解や偏見に悩んでいること、また当事者ではなくともできることについて理解していただけたらありがたいです。
著者 もち猫
福祉系の大学卒業と同時に社会福祉士、精神保健福祉士資格取得。統合失調症。自分の体験談なども織り交ぜながら、主に福祉系のコラムの執筆を担当。